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東海愛知新聞

「米山せきれいの郷」に優秀賞

木の使い方コンテスト
病院と福祉施設が対象
温かい雰囲気 高く評価

岡崎市洞町、児童養護施設米山寮「米山せきれいの郷」が、県森林協会(事務局・名古屋市中区)主催の今年度木の使い方コンテストで優秀賞(同協会長賞)に入賞した。木の温かみが高く評価された。名古屋市内でこのほど表彰式があり、表彰状と木製のプレートが贈られた。
 「せきれいの郷」は、以前の施設が老朽化したのに伴い移転新築し、昨年10月に開所した。敷地約3.6ヘクタールに、第1期工事として管理棟、地域交流ホールの「せきれいハウス」、乳幼児の「ひよこハウス」、子ども家庭支援センター「かるがもハウス」などが建てられた。
 いずれの施設も木材をふんだんに使い、屋外ステージにも木材を組んだひさしが付くなど、温かい雰囲気になっており、審査でも「構造から内装、外装、窓枠、調度品まで木材にこだわり、なつかしく、入居者に安心感とゆったりした生活の場を提供している」と評価された。
 同コンテストは平成9年度から始まった。毎回、ジャンルを決めてコンテストを行っている。今年度は「病院、福祉施設」が対象で、10施設から応募があり、同協会と県建築士会、木材組合、県職員らが審査。6施設が入賞した。
 同コンテストでは、豊田市の足助保育園の園舎が最優秀賞に選ばれた。

 県森林協会は、県内の市町村と森林組合、林業関係団体で組織。地元産の木材の使用をPRするとともに、水源としての森林の保全も呼びかけている。

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