きょうから1週間
三河全署で事故防止強化
ワースト1返上へ
県内で死亡事故の増加が目立つことから、三河地方の全警察署(13署)と第2交通機動隊は、きょう24日から30日までの1週間、一斉に各管内の事故防止活動を強化する「ストップ・ザ・ワースト三河作戦」を展開する。
県警本部が急きょ決めた作戦では[1]警察官やパトカーなどによる事故多発交差点の監視[2]シートベルト未装着・運転中の携帯電話使用―に重点を置く。
主な活動は初日に西・東三河に1機ずつ小型飛行機を飛ばし、上空から広報。各自治体の広報車や大型店舗の店内放送でも呼びかける。また、免許取得から1年未満のドライバーにも事故が多いことから、自動車教習所を通じて修了生の自宅に事故防止の手紙を送る。
県内の交通事故による犠牲者は21日現在で146人となり、2番目の千葉県より15人多い全国ワースト1。このうち三河地方の犠牲者は70人と約半数を占め、西三河が48人(前年比20人増)、東三河が22人(同比9人)となっている。
県内の警察署管内で最も死亡事故が多発している岡崎署では、作戦と平行して夜間の飲酒運転や駐車違反の取り締まりなども強化。他の署より率先して活動に取り組む。