岡崎市下山小学校で竹中真トリオ
ジャズ出前コンサート
額田地区で初スイング
“大人の音楽”じゃないよ
きょう竜海中で合同演奏
米国バークリー音楽大学の教授で、ジャズピアニストの竹中真さんと同大の学生2人で組むトリオが7日、岡崎市下山小学校でジャズ出前コンサートを開いた。竹中さんは、市シビックセンターの内田修ジャズコレクション活用事業のライブのため、大学生を連れて帰国。竹中さんらが市内の小中学校でコンサートを開くのは今年が3年目で、合併後の旧額田町では初めての演奏会。
のどかな自然に囲まれた山間地にある同校。会場の体育館には、37人の全校児童や市立下山保育園の園児たち、保護者ら地元住民が集まった。
最初に「いろいろな音楽をジャズで表現したい」と、トリオが編曲したベートーベンの「エリーゼのために」や「春の小川」などを演奏した。
続いて、竹中さんと親交のあるポップスユニット「花*花」のボーカルで、ソロ活動中の児嶋いづみさんがゲストとして登場。トリオの演奏をバックに、児嶋さんと児童全員で校歌を合唱したほか、「LOVE」「赤い自転車」など8曲を披露した。
竹中さんは「出前コンサートを通して『ジャズは大人の音楽』という偏った見方を変えてもらえれば」と話していた。
今年の出前コンサートは、希望があった市内の小学校七校では合併に合わせて同校が、また中学校3校では竜海中学校がそれぞれ選ばれた。きょう8日は同中で吹奏楽部との合同演奏などが予定されている。