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東海愛知新聞

定例議会一般質問

東岡崎駅周辺整備構想策定へ

「検討委」設置し総合的に

 岡崎市議会6月定例会は5日、本会議を再会。一般質問に入り、野村康治(自民清風会)鈴木雅子(共産)清水克美(ゆうあい21)稲垣良美(自民清風会)山本雅宏(同)柵木誠(無所属)蜂須賀喜久好(自民清風会)加藤繁行(民主ク)深瀬稔(自民清風会)の九議員が登壇した。
 清水議員が、名鉄東岡崎駅のバリアフリー計画についてただした。真木宏哉助役は「東岡崎駅は、バリアフリー化だけでなく、駅ビルの老朽化、駅北側広場と周辺道路の慢性的な混雑などの問題があり、周辺道路を含めた総合的な整備が必要だ。駅周辺の総代や商店街代表らで組織された『東岡崎駅周辺整備研究懇談会』の意見を聞きながら3つの素案をまとめて名鉄に提示し、駅ビルの建て替えも含めた名鉄の意向を確認してきたが、昨年度末には前向きな回答を得た」としたうえで、「今年度、関係機関や交通関係専門家らで組織する『(仮称)東岡崎駅交通結節点整備検討委員会』で、名鉄にも加わってもらい、総合的な整備構想をまとめていきたいと考えている。駅のバリアフリー化についても、整備構想との整合性を図りながら、整備可能な個所から具体的に検討したい」と答弁した。
救急車の有料化
 野村議員が、増加傾向にある救急車の出動件数に対する、有料化を含めた今後の考え方を尋ねた。平山雅之消防長は「総務省消防庁の救急需要対策に関する検討会で現在、救急車の有料化や119番通報時の患者の選別などについて専門家らで検討されている。有料化については、救急車の財源が税によるか、利用者負担なのかなど整理しなければならない課題も多く、有料化を議論する前に行うべきことが多くあるとの結論から、緊急度、重要度を選別するトリアージの導入が検討されている。本市も、こうした国などの動向を注視していきたい」と答えた。
割高感のある国民健康保険料
 鈴木議員が、「国民健康保険料が所得に対して割高感がある」と指摘した。牧野嘉明市民文化部長は「本市の国保料のうち医療給付費分は一世帯当たり年間152,582円だ。県内の他市を見ると、大半が16万円台以上で、15万円台以下の市は岡崎を含めて4市だけである。このことから、本市の国保料は割高とは言えない」と述べた。

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