大相撲
琴ノ若が「佐渡ケ嶽」襲名
断髪式に青木さん(岡崎)ら参加
琴光喜関もはさみ入れる
7月2日、新親方が来岡
岡崎市出身の大相撲関脇、琴光喜が所属する佐渡ケ嶽部屋の元関脇、琴ノ若の「引退・佐渡ケ嶽襲名披露大相撲」が27日、東京・両国国技館で行われた。
琴ノ若は、昨年九州場所を限りに引退。義父の佐渡ケ嶽親方(元横綱・琴桜)の定年退職に伴い佐渡ケ嶽を襲名、部屋の後継者となった。
この日、国技館は約8,000人のファンで埋まり、満員御礼の垂れ幕が下がるほどの盛況だった。
引退相撲は十両、幕内の取り組みのほか、琴ノ若と小学校3年生の長男・将且君との一番、琴光喜と若手の有望力士琴奬菊との同部屋対決があり、満員の観客を大いに沸かせた。
幕内の取り組みでは、琴光喜が白鵬と対戦。左上手をとった琴光喜が先に仕掛け、粘る白鵬を出し投げで破り、マス席に陣取った岡崎後援会約20人から祝福の拍手を浴びていた。
取り組みに先立って断髪式が行われ、タレントのウド鈴木やデーモン小暮、「純情きらり」の祖父役・八名信夫など約300人がはさみを入れた。
岡崎後援会では、岡田庸男会長に代わって青木勇作副会長が3番目に登場。作法に従って大役を果たした。
午後7時から、会場を都内のホテルに移し、約1,500人の招待客が出席して披露パーティーが行われた。
参加していた岡崎後援会の1人は「部屋の実力がよく分かった。横綱審議委員会の石橋義夫委員長に会ったとき、琴光喜関にはもっと上にいってもらいたいと話していた」と興奮していた。
岡崎後援会は7月2日、岡崎ニューグランドホテルに琴光喜関と新佐渡ケ嶽親方を招き名古屋場所激励会を開く予定。