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東海愛知新聞

改修終わり営業再開

耐震偽装問題で半年間休業
常連客から激励の電話  
 岡崎第一ホテルイースト館

耐震強度偽装問題で休業していた「岡崎第一ホテルイースト館」(岡崎市唐沢町)の改修工事が完了し17日、営業を再開した。
 16日付で、市から改修工事完了の通知書が交付されたのを受けて再開。昨年12月以降の休業中、同ホテル本館に移って働いていた従業員たちは紅白のまんじゅうで再開を祝った。 この日、イースト館には正午までに30組を超える予約があり、常連客からは激励の電話が何本も届いていた。
 イースト館は鉄筋コンクリート造り九階建て、52室。4月24日に着工した改修工事では、1階の東西と中央部の既存耐震壁に鉄筋コンクリート壁を打ち増しして補強、東側開口(採光)部の半分に耐震壁を増設。また2階から9階までの東側開口部に、1階と同様に耐震壁を増設した。工事費は約1,800万円。
 休業期間を含めて、8,000万円ほどの損失が見込まれるが、近藤久子社長は「休業してからの半年は長かったが、きょうを迎えられてうれしく思っている。今は怒りよりも、より一層のお客様へのサービスを従業員みんなで試行錯誤しながら、努力で乗り切っていこうと考えている」と現段階で訴訟の意向はないことを示した。
 また、同ホテルが一連の耐震強度偽装問題で休業している東海地区のホテルの中で最も早く再開にこぎつけたことについて、「私どもが再開することによって、休業されている仲間にも元気になってほしい」と話していた。

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