市民病院で配膳や洗髪
主婦ら「ふれあい看護体験」
岡崎市高隆寺町の岡崎市民病院で11日、市民が看護師の仕事を体験する「ふれあい看護体験」が行われた。
12日の「看護の日」を前に、市民に患者とのふれあいを通じて看護への理解、関心を深めてもらおうと県看護協会が実施。この日は公募で選ばれた24〜61歳の同市内の男女4人が参加し、病院施設や診療科などの説明を受けた後、それぞれの病棟で、担当の看護師について、昼食の配膳、洗髪などの業務を体験した。
参加した矢作町の主婦、野村直美さん(46)は「母が体調を崩し、その手助けをするのに役に立てばと思い応募した。実際に体験してみて、看護師のみなさんが患者さんを同情の目で見ずに、対等に接しているのが分かった。その明るさが患者さんを元気にしているとも感じた」と感想を話していた。
「看護の日」は近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日で、1990年に旧厚生省が制定した。