耐震壁の補強と増設
来月下旬に再開へ 岡崎第一ホテルイースト館
岡崎市は24日、構造計算書偽装により建物の耐震強度が不足していた「岡崎第1ホテル イースト館」(岡崎市唐沢町1丁目)の改修計画書を承認し、通知書を交付した。同ホテルでは約1,800万円をかけて全階で耐震壁の補強、増設工事を行い、5月下旬には営業を再開したいという。
同ホテルは鉄筋コンクリート造り9階建て。1階では、東西と中央部の既存耐震壁に鉄筋コンクリート壁を打ち増して補強、東側開口(採光)部の半分に耐震壁を増設。また2階から9階までの東側開口部に、1階と同様に耐震壁を増設する。
この補強、増設工事により、東西方向の桁(けた)行きの耐震強度数値が、工事前の0・82から1・09に、南北方向の梁はり間が0・86から1・14になり、建築基準法で定めている耐震強度1・0を満たすことになる。