10メートルの滑り台を修復
子どもたちが滑り初め
岡崎市岩津小
岡崎市岩津小学校の裏山にある長さ約10メートルのジャンボ滑り台の修復工事が終わり、18日朝、修復記念のテープカット式が行われた。式では入学時に使用禁止で遊べなかった3年生が2年越しの滑り初めを楽しんだ。
ジャンボ滑り台は約30年前、同校で開かれた体育科の研究発表の際、地元住民らが製作。このほかにも多彩な遊具がある裏山一帯は「がんばり山」と名づけられ、児童に親しまれてきた。
ところが2年前の安全検査で老朽化を指摘され、滑り台が使用禁止に。保護者や卒業生から残念がる声が上がり、今年3月中旬から約2週間かけて修復工事が行われた。
式には1〜3年生242人が参加。修復を請け負った小幡建設(同市東蔵前一)の社長で同校の卒業生、小幡省侍さん(43)も駆けつけた。
小幡さんは「自分も児童だった時、この滑り台で遊びました。滑り台で遊べるみなさんも今日から仲間です」とあいさつ。児童を代表して3年生の小林史弥君が「入学した時は滑れなかった滑り台の修理をありがとうございました」とお礼を述べ、安藤眞好校長らがテープカットした。
工事では通路にステップをつけたほか、滑り台を支える土台も補強。小幡さんは「自分も遊んだだけに、この滑り台には思い入れがあります」と懐かしんでいた。