12の暴走グループ解明
26人検挙し解体へ 岡崎署など
西三河を拠点とする暴走族の大規模な集団が昨年11月八日深夜に道路を暴走した事件で、県警本部非行集団対策課、第2交通機動隊、岡崎署、安城署、豊田署の合同捜査本部は18日、暴走に加わった12グループを解明したと発表した。一連の暴走行為で、事件当日からこれまでに検挙されたメンバーは15〜18歳までの26人に上り、うち23人を道路交通法違反で逮捕、3人を書類送検した。同捜査本部は引き続き、12グループの解体をめざす。
調べでは、交流のあった12グループは暴走前、安城市尾崎町のゲームセンターに集合。「永遠(とわ)」という暴走族の旗揚げを名目にバイクや車計30台で岡崎、安城市を通る国道1号や248号を一時間にわたって暴走し、一般車両の走行を妨害した。同捜査本部は昨年12月から延べ8回、メンバーの自宅などを強制捜査。岡崎署によると、暴走に使われたバイクはすべてメンバーの所有車で、盗難車両はなかった。
また、パトカーに追われて乗り捨てたバイクを「盗まれて暴走に使われた」と嘘うその被害届を出したメンバーは、道交法に加え軽犯罪法の虚偽申告で逮捕された。