エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

岡崎で死亡事故多発

昨年1年間の犠牲者上回る

岡崎市内の死亡事故が増加の一途をたどっている。1月から今月4日までに12人が亡くなり、既に昨年1年間の犠牲者11人を上回った。これ以上の死亡事故を何としても食い止めたい岡崎署は「運転時は必ず前後左右の注意を忘れずに」と訴える。
 同じ管内の幸田町では現在のところ、犠牲者はゼロ。反対に市内の犠牲者は県内で最も多く、2番目の豊田、豊橋、春日井市(3市いずれも6人)の2倍に上る。「緊急事態」と断言する同署交通課は「ここ数年で年間の犠牲者が最も多かった平成15年(35人)に迫る勢い」と懸念している。
 岡崎市では今年に入って、1カ月に死亡事故が少なくとも2件発生。1月は4件発生し、今月初めには1日に2件起こった。時間帯は、夕方から早朝にかけて集中している。
 年齢別では12人のうち、3人が70歳以上の高齢者。いずれも道路を歩いて横断中にはねられた。また、ミニバイク運転中に乗用車と衝突するケースも目立つ。
 重傷事故は9件9人で、昨年同期に比べ6件6人減。軽傷事故も39件51人少ない716件905人だった。
 相次ぐ死亡事故を重く受け止め、署と市は「春の交通安全運動」初日の6日朝、市役所前を通る国道1号沿いで、井口弘造署長や柴田紘一市長ら約60人による交通安全一斉呼びかけを行う。
 同署交通課は「花見などの行楽期を迎え、管内の交通量増加が予想される。『春の交通安全運動』で事故防止策の周知に努めたい」としている。
まる。岡崎署管内の今年1〜3月の死亡事故件数と死者は10件10人と、昨年同期の6件5人を上回っている。15日までの運動期間中は[1]こどもや高齢者の事故防止[2]自転車の安全利用[3]シートベルト・チャイルドシートの着用[4]飲酒運転の追放―を重点目標に、市内でも活発な啓発活動が展開される。
 運動期間中のイベントは次の通り。
 6日=管内一斉街頭監視(管内全域)岡崎市・岡崎署合同「人波作戦」(国道1号)新入学児童保護活動(各学区通学路)▽7日=27市交通安全キャンペーン(八幡町)大門小交通安全鼓笛パレード(同)▽9日=1日警察署長交通安全パレード(伊賀八幡宮出発)家康行列交通少年団鼓笛パレード(同)
 10日=高齢者交通安全教室(高年者センター)▽11日=梅園小交通安全鼓笛パレード(籠田公園と梅園学区内)▽12日=新入学児童交通安全教室(羽根小学校)高齢者交通安全教室(幸田町老人福祉センター)▽13日=乗ったらカチッとキャンペーン(岡崎市上地1)▽14日=管内一斉街頭監視(管内全域)

バスガイド11人も協力
東岡崎駅でキャンペーン
 春の交通安全運動に先立ち、名鉄東部観光バス(本社・岡崎市大西町)に先月入社した新人バスガイド11人が5日朝、名鉄東岡崎駅で交通安全を呼びかけた。運動前に毎年、同社が市と合同で行うキャンペーンで、岡崎署員らも参加した。
 交通機関にとって何よりも優先される「交通安全」を、観光バスに一人で添乗する“デビュー”前のバスガイドが運動と合わせて広報した。駅の北と南に分かれたバスガイドは、サラリーマンや学生に啓発品を次々と配布。配り終えると構内に立ち、「おはようございます」と笑顔を振りまいていた。
 ガイドの一人、島田香織さん(18)は「常に笑顔と大きな声を心がけています。笑顔はお客様への心配り。『楽しい旅だった』と思ってもらえるバスガイドをめざします」と意気込んでいた。

ページ最初へ