夢は「世界」特待生が入会
中1の宮島君と近藤さん 岡崎のゴルフ育英会
世界で活躍できるゴルファーを育てようという「岡崎JUNIОR GОLFER育英会」の第1期特待生が決まった。岡崎市額田中学校1年生・宮島優介君(12)、同美川中学校1年生・近藤有理沙さん(12)。同市大平町のゴルフ練習場ロイヤルパークゴルフで3日、入会式があり、そろいのグリーンのブレザーを着た2人は「目標は『世界』です」と力強く話していた。
同育英会(中村彰男会長)と、会を支援するスカラシップ・ソサエティー実行委員会(野本光太郎チェアマン)は今年1月に発足。2月25日に第1期特待生の選考会が開かれ、応募のあった小中学生15人の中から、宮島君と近藤さんが選ばれた。
宮島君は小学校4年生からゴルフを始めた。まだコースに出たことはないが「練習をすることで、ボールがまっすぐに飛んでいくのが気持ちいい」と話し、得意は5番アイアン。好きな選手はタイガー・ウッズ。身長170センチ、体重60キロ。
近藤さんも小学校4年生から始め、父親について練習場に通うようになった。「最初は難しかったけど、うまく打てるようになり楽しい」と話す。これまでのベストスコアは96。六番アイアンが得意。目標は「宮里藍選手」という。身長160センチ、体重48キロ。
入会式で育英会の中村会長は「目標は世界を狙える選手を育てること。最初は米国のトーナメントで優勝することだったが、今はもっと大きくマスターズでの優勝という夢を持つようになった。この会が長く続き、そうした選手が育つことを願っています」と述べた。
さらに、松原寿江副会長は「技術とともにマナー、ルールもしっかり学んでほしい」と激励した。
これに対し2人は「勉強との両立に少し不安もありますが、精一杯頑張りたい」と話していた。
このあと2人並んで始球式を行い、力強いショットに周囲から拍手が送られた。
2人は今後、同ゴルフ練習場のほか、協賛する葵カントリークラブ、額田ゴルフ倶楽部でも練習を重ねることになっている。