「企業革新とまち育て」
新年度事業計画決める 岡崎商議所が議員総会
岡崎商工会議所は28日、同会議所で第182回通常議員総会を開き、平成18年度予算案、事業計画などを決めた。
同会議所議員と来賓合わせて約100人が出席。伊藤公正会頭はあいさつで今月16日の日本商工会議所総会に出席した際に表明された重点事項を紹介し、「景気は大企業から回復傾向にあるが、もっとも大事な中小企業が強くならなければ日本経済は良くならない、というのが総括だった」と述べた。
新年度予算案の収入は一般会計、特別会計など合わせて総額約5億5千万円で、前年度に比べ約100万円少ない。支出では管理費、人件費などを抑制し、事業費を増やした。
事業計画では引き続き「ひとづくり」「ものづくり」「まちづくり」の3つの柱を推進。長期的な視野に立ち、15年後を目標にした「岡崎2020ビジョン」を新年度中に策定したいとしている。
重点事項は『企業革新とまち育て』をメーンテーマに、「ひとづくり」ではリーダー育成支援のための「ひとづくり塾」(仮称)の開設と優秀な人材の確保支援。「ものづくり」では、中小企業の技術力を生かした新産業の創出と新領域へのチャレンジ支援。「まちづくり」ではNHK連続テレビ小説「純情きらり」放送への対応や食を生かしたまちづくり事業の推進などを挙げている。