よさこい「輝葵踊」 「純情きらり」ヒントに
「ジャズ」と「八丁味噌」
創作曲で“岡崎”アピール
昨年6月に結成した岡崎市内のよさこい市民チーム「輝葵踊ききょう」(鶴田よし子代表)が、NHK連続テレビ小説「純情きらり」に出てくるジャズと八丁味噌をヒントにした踊りの完成をめざしている。ドラマの放映開始が来月に迫り、週3回の練習では「全国に岡崎を発信する絶好の機会」と試行錯誤を繰り返している。
チーム初の創作曲は「岡崎ラブストーリー」と名づけた。鶴田代表は「岡崎が発祥地であることを知らない市民のためにも、八丁味噌を前面に出したかった」と話す。
ジャズ調の曲の後ろに、味噌職人の仕込み歌が重なって流れる。歌詞では味噌職人と“乙女”が恋をする架空のストーリーがつづられ、八丁味噌への思いを表現。昨年末に完成した曲はまだデモテープの段階だが、完成品では本物のジャズシンガーが歌う。
振り付けはすべて、光ヶ丘女子高校ダンス部顧問の団野美由紀教諭に託した。「味噌樽が並ぶ味噌蔵の中で、ジャズダンスを踊るイメージ」という団野教諭。味噌樽を表した円の前で、メンバーの若い男女が軽やかなステップを踏む場面が“ミソ”だ。
同市福岡中学校体育館での練習には毎回、ほぼ全員が参加。「熱心なメンバーに教えるのは楽しい。完成した踊りはきっと良いはず」と期待を寄せる団野教諭も、指導に力が入る。
踊りは今月末までに完成する予定。七月末に蒲郡市で開かれる「蒲郡げんきまつり」で初披露する。その後の岡崎観光夏まつり、念願の名古屋市の「日本ど真ん中祭り」(どまつり)などにもこの踊りで臨む。
現在のメンバーは岡崎、西尾、碧南、蒲郡市から集まった40人。6歳から50歳代と年齢層も幅広い。1チーム最低40人以上というどまつりの参加資格を得るため、多方面に呼びかけてきた。
鶴田代表は「どまつり参加はチームにとって最大の目標。一市民として岡崎のPRに協力したい」と意気込んでいる。
チームでは現在、老若男女を問わずにメンバーを募集中。会費は月1,000円。問い合わせはチーム事務局(0564―53―2970)へ。