身近な避難場所など掲載
岡崎市が全戸配布
額田地区も加え防災マップ
岡崎市は、地震や台風といった災害への備えをまとめた「岡崎市防災マップ」を作成。4月1日号の市政だよりとともに全世帯に配布する。
以前の防災マップは、東海地震の防災対策強化地域に指定された平成14年12月に作成。今回は、合併による新たな市域も加え、地震や液状化の被害想定、帰宅困難者となった時の県が定めた徒歩ルート、矢作川・乙川・広田川の堤防が決壊した場合を想定した洪水避難地図、同市の自主防災組織の解説、災害時の情報の伝達方法などを、新たに盛り込んでいる。
内容は、災害危険個所として崩壊や土石流の恐れのある急傾斜地や渓流を地図上に表示。地図には、身近で安全な近隣待避場所として避難できるように公園や児童遊園も分かるように示している。さらに地震予知判定会の招集時や警戒宣言発令時、災害発生時のそれぞれの行動、避難場所や病院、防災無線設置個所、災害関連施設なども掲載している。
また、地震防災強化計画の指針、平成16年1月に変更があった地震に関する異常データの観測から警戒宣言発令に至るまでのプロセスの説明、過去の災害の記録も載せ、日ごろの心構えを呼びかけている。A4判、52ページ。