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東海愛知新聞

乙川沿いで“葵桜”満開

市民がオーナーの85本    岡崎市竜美丘会館の北側

ソメイヨシノよりも早く2月下旬には花を咲かせる河津桜が、岡崎市東明大寺町の竜美丘会館北の乙川沿いで満開になっている。
 この桜は平成13年1月、近くに住む三橋美千子さんが幸田町の葵カントリークラブの「葵桜」の美しさに魅せられて市民からオーナーを募り、85本の苗木を植えたもの。
 昨年はすべての木に花が付きオーナーを喜ばせた。今年は開花が遅れていたが、この10日ほどで一気に花が開いた。
 三橋さんは「テレビで放映されたせいか、今週は三重県や岐阜県からも見に来てくれました。あと1週間くらいは花を楽しめるでしょう」と幹をなでながら話していた。
 川沿いの自宅車庫内に設けた茶席は、見物に訪れた人で終日にぎわっている。
 市内日名西町から来た3人連れの女性は「岡崎で河津桜を見られるとは思わなかった。想像していた以上に色が濃くきれいだったので感激しました」といつまでも眺めていた。

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