昨年の自転車盗被害が一宮、名古屋市に次ぐ県内3番目に多発している岡崎市のＪＲ岡崎駅駐輪場で15日夕、岡崎署員と市職員、羽根、岡崎両学区の防犯パトロール隊員ら総勢約40人が、自転車に乗った市民に自転車盗難の注意を呼びかけた。
　同駅東西にある駐輪場で昨年発生した自転車盗被害は166件。被害は止まらず、今年に入っても2月末の時点で161件に上っており、県内で2番目に多い。
　昨年の県内最多は一宮市の一宮駅周辺で317件、2番目は名古屋市中村区の名古屋駅周辺で237件だった。 　この日は、自転車のチェーン錠300個のほか、ひったくり防止ネット百個と事故防止用の自転車につける反射材200個も用意。参加者は二手に分かれ、止めてあった自転車で帰る高校生や会社員に「自転車盗難に気をつけて」と各啓発品を配布。また、駐輪してある自転車のハンドルには車体の防犯状況をチェックした黄色い警告票をくくりつけた。