ネパールの教育支援
地元商店街も協力 岡崎城西高の生徒会
岡崎城西高校生徒会(宮田望美会長)はこのほど、6年前から続けているネパールの教育支援プロジェクト「LENP(レンプ)」のサポーターを募集する活動を地元の商店街で行った。
同校の国際協力部は6年前、ネパールの首都カトマンズから西へ200キロのボカラに本拠を持つNGO「コピラネパール」と交流が始まり、「学びたくても学べない」ネパールの子どもたちを、ともに支援することになった。
当時、同校では学園創立90周年の年で学校あげてこの活動を推進していくことになり、生徒会を中心にした組織「LENP」(Love Educated Nepal Project)を立ち上げた。
その後、学校建設のために募金活動を進め平成13年、ボカラ近郊のマジラン村に小学校を建設することができた。現在、約160人の子どもたちが勉強している。
建設後は、村の小学校として運営されるものと考えていたが、財政的に厳しいと村からの援助が受けられないまま3年が経過した。その間、生徒会は支援を続けてきたが、今後のこともあり広く学外にもサポーターを募り継続的、安定的な体制を作ることにした。
これまで保護者や教職員に呼びかけ約20万円を集めたが、年間の運営費50万円にはまだまだ不足。そこで地元商店街で学外募金をスタートさせた。募金活動は、先月28日と今月8日に行われた。
宮田会長は「全部で50軒くらいにお願いしました。突然のことでしたがチラシを読んで『ああいいよ』と協力してくださる方が多く、感激しました。今後は東岡崎駅前でも活動したい」と張り切っていた。
サポーター募金は、年額(一口)1,000円。毎年1月に更新の案内がある。
問い合わせは、岡崎城西高校(0564―31―4165)まで。
なお、宮田会長はじめ生徒9人と引率の教師らが、22日から29日まで現地を訪問する予定。