サンホテルが耐震補強へ
6月1日営業再開めざす 岡崎
岡崎市伝馬通のサンホテル(渡辺良江社長)で9日、耐震補強工事の準備が始まった。
サンホテルは耐震強度の偽装問題で昨年12月から休業しているが、先月末、補強工事のための改修計画書を市に提出。市では専門機関の県建築住宅センターに計画の評価を依頼し、同センターからは耐震の基準を満たすと評価を得ている。
この改修計画では、既設の鉄筋コンクリートにアンカーを打ち込んで強度を高める工法が用いられる。これは、既設の建物の耐震化を進めるために今年1月に施行された「耐震改修促進法」では認められているものの、現行の建築基準法では正式に認められていない。国交省は来週にもこの工法を建築基準法で認める告示をする予定になっている。
岡崎市ではこの告示を待って、サンホテルから出された改修計画を正式に受理。サンホテルも本工事に入る。
改修費は1億円余り。6月1日の営業再開を目指す。