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東海愛知新聞

町の民話・童歌集発行

語り歌い継がれた18話、24曲   幸田LC

幸田ライオンズクラブ(塩谷喜代和会長)が、幸田町に伝わる民話18話と、童歌24曲を集録した『こうたの民話・わらべ歌』(A4判、101ページ)400冊を発行した。編集には県文化財保護指導委員の水野武至さんも参加。挿絵はすべて町内の小中学生が描いた。
 もともと歌好きの塩谷会長が、町の文化に詳しい水野さんに作成を相談。平成8年に町教育委員会が町民会館竣工記念の民話集を出していることから、今回は当時載せられなかった民話と童歌を集めた。
 クラブ員は半年にわたり、語り部となっている町内各地区のお年寄りを訪ね、話や歌の詳しい内容を調査。集めた中から、水野さんの助言をもとに抜粋した。また「より親しめ、読みやすい本にしたい」と、小中学校に挿絵制作を依頼。水彩画や版画をはじめ、点描画、ちぎり絵など多彩な作品が集まった。中には1人で5枚描いた生徒も。
 完成した本を見て、近藤徳光町長は「語り歌い継がれてきた民話と童歌が町発展の原点。広く活用したい」と称賛。同クラブは小中学校に226冊、役場に20冊を寄付したほか、養護施設や保育園にも配る予定。
 クラブ員たちは「この本を読んだ子どもたちが親になった時、自分の子どもに語り継いでもらえたら」と話している。

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