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東海愛知新聞

創作含め14曲を披露

「おとがわ太鼓」10周年公演   豊富小で26日

岡崎市の東部、額田地区の住民を中心に活動している「おとがわ太鼓」(清水孝司代表)が、26日午後1時30分から同市豊富小学校体育館で10周年記念公演を開く。初めての単独公演で、2時間にわたってオリジナル曲を含め14曲を披露。「10年間の練習の成果を見て、聞いてください」と来場を呼びかけている。
 平成6年秋、「盆踊りなどのイベントで太鼓を打ってみたいね」と住民同士で話が盛り上がった。仲間で蒲郡や豊橋などの太鼓の公演に出かけて準備を始め、翌7年1月に発足。当初は、ぬかた会館などを練習場にしていたが、半年後からは宮崎町の農村環境改善センターに移した。
15人が週2回練習
 会員は、多少の入れ替わりがあったものの、50歳代を中心に発足当時と同じ15人。主婦、会社員、自営業など職業はさまざまで、夫婦2組も含まれる。毎週月曜日と木曜日の夜が練習日。
 直径約1メートル、長さ約2メートルもある大締めや、大小の太鼓16個、笛、「チャッパ」と呼ばれる細かいリズムを刻む楽器などをそろえた。
 11年からは名古屋市内で太鼓の販売と指導者の派遣を行っている東海太鼓センターの紹介で、川田幸男さん(56)=江南市在住=が月2回、練習場を訪れている。川田さんは約30グループを指導しているベテランで、オリジナル曲の作曲も担当。これまで、沖縄の伝統音楽を取り入れた「琉拳」や、地元の男川の流れを表現しチームの名前にもなっている「男川」などを作曲した。
 さらに今回の10周年公演のために「ロックソーラン」を創作。「ドッコイショ、ドッコイショ」「ソーラン、ソーラン」の掛け声も勇ましく、ナレーション入りで軽快なリズムに乗って太鼓が響く。今回の公演が初公開になる。
子どもたちも出演
 当日は、オリジナル曲を含め、14曲を予定。同チームのメンバーが指導している豊富小学校郷土芸能クラブの児童13人らが出演。子どもたちの「太鼓ばやし」も披露される。
 同チームを指導している川田さんは「とても熱心で、年間3曲から4曲を仕上げるほど勢いがあります。今回の公演で、多くの人にメンバーの熱気を感じてもらえれば」と期待している。
 同チーム代表の清水さんは「これまで岡崎市内のチームと共演して演奏会を開いたことはありましたが、単独では初めて。1年間かけて準備をしてきました。一つの節目にしたい。メンバーも張り切っているので、ぜひ来場してください」と話されていた。

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