「感謝の心忘れないで」
新しい体育館で卒業式 岡崎市南中学校
県内のほとんどの中学校で7日、卒業式が行われた。岡崎市南中学校では、今月完成したばかりの新しい体育館から、343人が母校を巣立った。
卒業生全員の名前が読み上げられたあと、河合好文校長が代表生徒に卒業証書を手渡した。河合校長は「体育館工事で運動場スペースが限られていた中、学校を先導する最上級生として、部活動などをよくがんばりました。自分自身を鍛える意志の強さを持ち、感謝の心を忘れない南中生であってほしい。希望に燃え、未来に力強くはばたいてください」と式辞。
卒業生の答辞では、鳥井大芸君が3年間で特に思い出深かった合唱コンクールを「練習の苦労がよみがえって涙が止まらず、最高の歌が歌えました」と振り返り、「『本気になれば何でもできる』という先生方の教えは、壁に突き当たっても自分の進むべき道を教えてくれるはずです」と、時折鼻をすすりながら述べた。
今年度の岡崎市内の卒業生は3,590人(男子1,836人、女子1,754人)で、昨年より47人多い。