岡崎市議会代表質問続き
2日 産業観光資源の活用と取り組み
米村賢一議員(ゆうあい21)が、産業観光資源の活用と取り組みについてただした。真木宏哉助役は「本市の産業観光の代表として八丁味み噌そ工場がある。ぶどう狩りも一種の産業観光と言える。伝統産業である石工業や先端産業などについても商工会議所や匠の会などの関係団体と連携を図りながら、観光資源としての利用を検討していきたい。また、岡信資料館や郷土館、岩津発電所、六供浄水場といった産業遺産をリストアップし、岡崎の観光振興の中で活用方法などを検討していきたい」と述べた。
公共交通体系の新たな見直しを
また米村議員は、公共交通体系の新しい形での見直しを求めた。石川優企画政策部長は「愛環中岡崎駅を発着点とするコミュニティーバスの運行を検討しており、できる限り速やかに試験運行したいと思っている。しかし、相当の費用を要することから、赤字バス路線の補助制度やその他の施策も含めて、広く見直す必要があると考えている」と答えた。
新年度に外国人 市民会議を開催
坂井一志議員(公明)が、多文化共生施策の現状と今後の取り組みについてただした。柴田紘一市長は「市内の外国人は現在、71カ国、約1万7千人いる。先に『多文化が響き合う魅力ある地域づくり』をテーマに開催した、おかざきラウンドテーブルを出発点として、外国人市民から意見を聞く『外国人市民会議』を新年度から開催したい。また、外国人を含む住民間のコミュニケーションを支援するコミュニティー通訳員の配置を検討するなど、外国人集住都市会議に参加する各自治体と連携を図りながら引き続き取り組んでいきたい」と答えた。
「地球温暖化防止隊」を支援
また坂井議員は、地球温暖化の防止に対して、市民との協働の考え方を尋ねた。太田恒治環境部長は「市民主体の組織である『岡崎市地球温暖化防止隊』が設立準備中で、市はこの活動に対し支援していきたい」と述べた。