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東海愛知新聞

野菜など女性の感性で

墨彩画の「みちくさ会」

墨彩画を趣味にしているグループ・みちくさ会の展覧会が2日、岡崎市材木町1丁目の画廊まるこで始まった。7日まで。
 同会は、岡崎市城北中学校のPTA講座で浅井浚一さんの指導を受けていた人たちが、子どもの卒業後も絵を描いて楽しんでいる会。50代から70代までの女性ばかり24人が会員で、18回目の今回は、23人が約150点を出品している。
 テーマは、日ごろ食材にしている「野菜」。ネギ、ゴボウ、カボチャ、キャベツなどが画面の中でみずみずしさを増して存在感を示している。余白には「天恵地味」「自然三昧」などの言葉も毛筆で書かれている。
 ほかに、月2回の例会で描いた作品の中から1人1点ずつ展示、ツワブキや菜の花などの草木、国内外の風景が色紙から20号の大きさで描かれている。1年間に書きためた作品を色紙ホルダーに収めて展示している人もいる。
 また、庭で見つけたというこぶし大の石に内裏雛を描いた置物や、牛乳パックを利用したパルプを竹のざるの外側ですいた紙に絵を描いた「ざる絵」など、発想豊かな作品も並んでいる。
 代表の福応和美さんは「テーマはみんなで決めました。同じ野菜でもいろいろな作品が生まれてよかった。これからもみんなで楽しく描いていきたい」と目を細めていた。

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