岡崎市の定例議会代表質問
「図書館交流プラザ」
康生地区生涯学習拠点施設の名称
開館は平成20年秋
岡崎市議会3月定例会は2日、本会議を再開して代表質問に入り、小野政明(自民清風会)米村賢一(ゆうあい21)坂井一志(公明)の3議員が登壇した。
小野議員が、康生地区の生涯学習拠点施設の名称をただした。柴田紘一市長は「条例上の正式名称と、市民が親しみやすい愛称の2つを考えている。正式名称は、図書館が核となる施設であることから、仮称ではあるが『岡崎市図書館交流プラザ』として準備を進めたい。愛称は、拠点施設のPRも兼ねて、18年度に広く市民から募っていきたい」と答えた。さらに、開館時期についても触れ、「建物の完成は平成20年3月末の予定だが、外構や周辺道路工事、図書館の引っ越し作業などがあるため」として、同年秋ごろの開館を目指していることを明らかにした。
現図書館は美術館に活用
これに関連して小野議員は、移転後の現図書館の施設活用についても質問した。牧野嘉明市民文化部長は「美術館施設に合体させた施設として活用を検討していきたいと考えている。美術館は現在、企画展のほか、ギャラリー機能が主たる形態だ。ギャラリー機能の充実や、利用団体の活動支援機能などを持つ施設として、利用拡大ができるよう検討を進めたい」と述べた。
総合評価競争 入札方式導入へ
また小野議員は、入札制度改革の取り組みについて尋ねた。太田文生総務部長は「競争性の向上のため一般競争入札は適用範囲の拡大、土木、建築などの格付けを圧縮することで入札参加機会の拡大を図ることを検討している。指名競争入札は事前公表していた指名業者名を入札執行後の事後公表に変更することを予定している。また、入札に参加する業者が一堂に会する機会をできるだけ排除する方法も検討している。公共工事の品質確保の促進に関する法律を踏まえ、従来の価格競争だけでなく技術的な能力評価を加えた総合評価により落札者を決定する総合評価競争入札方式の導入に向けての検討を行い、制度の構築を図っていきたい」と答弁した。
六供浄水場は配水場化へ
小野議員はさらに、水道の原点であり、文化的な建造物である六供浄水場の今後について質問した。高橋利明水道局長は「六供浄水場は、施設の老朽化に加え、ほかの浄水場と比べてコスト面で割高である。六供浄水場に供給している日名水源を残しつつ、浄水機能を仁木浄水場へ統合して配水場化することを検討している」と答えた。