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東海愛知新聞

岡崎商業高生徒が企画・販売

「天下の飴」特許庁から商標登録

県立岡崎商業高校の生徒たちが企画、販売している「天下の飴あめ」が特許庁から商標登録を取得した。
 商標登録の学習は全国の多くの商業高校が授業に取り入れている。しかし県立学校の場合、法人格を持たないため、机上で学ぶだけで、実際の出願を経験することができない。同校では商標登録の制度を生徒たちに経験させるため、飴の製造を依頼している春日井市の大丸本舗に協力を要請し、取得が実現した。
 天下の飴は、平成14年の徳川家康生誕四百六十年を記念して、当時の生徒が「街の活性化につながる商品を作ろう」と企画。同年10月のおかざき秋の市民まつりで販売を開始し、現在は康生通東のOKASHOPで同校企画の商品として好評を得ている。また、この商品は、おかざき観光土産推奨品や全国推奨観光土産品にも採用されている。
 同校では学校の教育現場から生まれたこの商品を大切に保護し、活用するとともに、商標登録の申請を通して生徒たちに知的財産権の制度について学ばせることが重要だと考え、弁理士を講師に招くなどの授業を実施し、今回の商標登録取得に至った。
 同校は「創造する楽しさとともに、他者の創作を尊重する知的財産権に対する生徒の意識向上を図っていきたい」と話している。

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