外国人スピーチ大会
金賞 「美しい日本語使おう」
30カ国の合わせて200人の外国人が日本語を学ぶ「YAMASA言語文化研究所」(岡崎市羽根東町)主催の「第14回日本語スピーチコンテスト」が24日、岡崎市羽根町の市シビックセンター・コロネットで開かれた。一般の聴衆も含め約300人が耳を傾けた。
同研究所で学んだ日本語で発表する場として設けられたコンテストで、クラスの代表15人が1人6分以内で日本の文化や習慣など来日後感じたり、考えたりしたことを発表した。
審査の結果、金賞には外来語(カタカナ語)があふれる日本の現状を憂い、美しい日本語を使うべきだと主張したフランス出身のローラン・アルベールさんが、銀賞には台湾出身の廖貞貽リョウテイイさんら2人が選ばれた。
また、日本語独特の敬語の使い分けを山登りに例えてユーモアたっぷりに話したアメリカ出身のジョナサン・シュワブさんのスピーチは、会場のアンケートを集計して決める「皆で選んだで賞」を受賞した。来賓特別賞の2人には、県文連会長會田規世児さんから色紙が贈られた。
聴衆の1人は「来日して1年足らずでこれほど日本語がうまくなるとは。異文化を理解しようと努力している様子がよく分かった」と感心していた。