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東海愛知新聞

「肝臓破裂を看過」

交通事故死の女児の遺族に岡崎市が損害賠償

岡崎市は、4年前に交通事故で同市民病院に運ばれ死亡した、当時七歳の女児の遺族に、肝臓の破裂を見逃したとして1,800万円の損害賠償を支払うことにし、1日開会の3月定例市議会に上程する。
 事故は、平成14年4月1日午前10時30分ごろ、同市内のマンション駐車場で、このマンションに住む女児が車にひき逃げされ、救急車で病院に運ばれた。
病院では外傷の手当てなど頭部を中心に調べ経過は良好だったが、午後3時ごろに容体が急変。同日午後4時35分に死亡した。
 その後、警察が行った司法解剖の結果、死因は「肝臓破裂」であることが分かった。
 病院では、昨年2月に裁判所から届いた訴訟告知書をもとに内容を協議。「診療体制の不備による診断ミスがあった」と病院側の過失を認めた。このほど相手側と和解の見通しがついたという。

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