市街地活性化など発表
岡崎市民協働モデル事業の報告会
岡崎市が進めている市民協働モデル事業の経過報告会が18日、同市西蔵前町の北部地域交流センターで開かれた。市が昨年、助成金を交付した19の市民団体の事業成果報告会も午後からあった。
市民協働モデル事業は、市民が行政にまちづくりのアイデアを提案する試み。この日の午前中は公募で選ばれた9事業に取り組む個人と団体が、審査員を務める市民協働推進会議委員4人に5分間のプレゼンテーションをした。
発表団体の1つ、中心市街地の活性化をめざす「未来城下町連合」はジャズを取り巻く市内の現状を分析し、ジャズをはじめ、フォーク、ポップス、クラシックなどジャンルを問わないミュージシャンを募集して開く生音だけのミュージックコンペ「アンプラグド・ミュージック・フェスタ」を企画した。
「岡崎げんき館市民会議」は「岡崎げんき館」(仮称)が旧市民病院跡地に建つ前の盛り上げとして、昨年に続く「元気まつり」の概要を説明。
このほか、図書館ボランティアの育成などを目標にかかげる財団法人「服部公益財団」と読み聞かせサークル「風」は、志茂田景樹さんを招いた読み聞かせや講演会の企画を打ち出した。
次々と出されるアイデアに対し、審査員らは内容の明確さや事業にかかるコスト面などを厳しく指摘。発表者は、それぞれ取り組む事業の実現に向けて熱意を語っていた。