130号の大作「家康の自立」
岡崎市大樹寺小体育館に飾る
野外劇を清水さんが描く
岡崎市大樹寺小学校の体育館に6日、運動会で毎年披露する野外劇「家康の自立」などの場面を描いた130号(縦2m、1.6m)の油絵が飾られ、全校児童722人にお披露目された。体育館の移築完成を祝ってPTA(白井直弘会長)が贈った絵で、二科会会員の画家、清水幹男さんが児童たちの姿を写生した。
PTA役員、江村力校長、各学年の代表児童が一緒に除幕。江村校長は「桶狭間の戦いに敗れた徳川家康が大樹寺で思いをとどめたように、みんなの夢や希望がくずれそうになった時は、この絵を心の支えにしてほしい」とあいさつした。
児童を代表し、6年生の杉本ゆみほさんが「私たちの『自立』がこの絵のみんなの表情に隠されており、苦しい時や悲しい時は勇気をもらいます。絵を寄贈してくださり、ありがとうございました」と、お礼を述べた。
絵には「家康の自立」のほか、女子児童たちによるリズム運動「大樹のかげに」の様子や、同校前にある大樹寺の山門、体育館も描かれている。