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東海愛知新聞

「街ゼミ」が好評

岡崎中心街で専門家・商店主が講師

商店主が講師を務める第6回「得する街のゼミナール」がスタートし好評を得ている。岡崎の中心市街地にある店を多くの人に知ってもらい、気軽に立ち寄れる街にしようと、各店がそれぞれの専門分野から題材を持ち寄って開講。趣向をこらした講座は「プロの専門知識やコツを教えてもらえる」と大人気で、平成14年のスタートから延べ約1,800人が受講している。

和菓子づくり 27日夜
 6回目の今回は過去最多の33店舗が参加。16店舗からスタートした講座は回を追うごとに参加店舗が増え、今回も8講座が新規で参加している。「ファッション」「グルメ」「美容・健康」「暮らし」「教養」と分野も幅広く、毎日の生活をより楽しく過ごすための技や知識が満載となっている。
 27日夜は、街のゼミナールの発案者の1人、五万石藤見屋の西山高弘さんによる「和菓子を作ろう」が開かれ、ダイエットに効果があるとブームになった寒天についての講座があった。
 砂糖が入っているのにダイエット効果があるという矛盾に対し、西山さんが寒天を材料にした羊かんを例に挙げて「羊かんは糖分が60%ほどあるが噛かんだり包丁で切った所からしか糖分は出て来ない。胃酸でも溶けるが全体で言えば3割くらい」と解説すると、受講者はすかさず「羊かんは食べてもいいんですか」と質問。西山さんは「安心して食べてください。でも過度にとれば太りますよ」とユーモアを交えながら説明していた。
 そのほか、原料となる天草は天然物なので1年に1度しか採れないことや、寒天は寒くて風が強く、雪が降らない場所でなければできないので、戦前は高級品だったことなどの説明があった。
 このあと、受講者全員で金団きんとん作りに挑戦。固さや甘さの調整の仕方などを熱心に質問していた。  街のゼミナールは未来城下町連合と市、岡崎商工会議所が共催し、3月末まで続く。問い合わせは岡崎商工会議所(53―6190)へ。

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