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東海愛知新聞

“停電の原因”除去訓練

巣作り前に訓練    中電岡崎電力センター

送電線がショートし、停電の原因になるカラスの巣作りに備え、中部電力岡崎電力センターの社員らが25日、岡崎市宮地町の六ツ美変電所で、鉄塔の巣を除去する工具の取り扱いを訓練した。毎年この時期に実施している。
 カラスは木の枝だけでなく、住宅ベランダでハンガーなども盗み、巣の材料にする。現在のところ、カラスを鉄塔に寄せ付けない効果的な手段はなく、巣ができるたびに除去するという。
 訓練は2種類の異物除去棒で、地上から25メートルの「がいし」と呼ばれる絶縁部品に引っ掛けたハンガーを取り除く。配線トラブルなどに対処する社員6人は、手なれた様子で鉄塔を登り、かけ声で手順を確認しながら作業に当たっていた。
 中部電力岡崎支店の管内(岡崎、蒲郡市、幸田町、幡豆郡)にある鉄塔は900基。このうち、毎年100基から150基にカラスが巣を作る。昨年は巣作りが最も盛んになる3〜5月に50件のショートがあった。  

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