学習相談に学区住民が協力
ボランティア先生が活躍
岡崎・城北中で初の試み
岡崎市城北中学校は6日、学区住民の協力で冬休み学習相談会を開いた。今年度初めての取り組みとして、昨年末と今月5日にも実施し、この日が最終日となった。
長期休業中の学習指導にはこれまでも、学習相談日を設けて対応してきたが、指導者不足で生徒の実態に応じた個別指導が難しかった。そこで、学区住民に呼びかけ学習相談ボランティアを募集したところ、元教師や卒業生など合わせて16人から協力の申し出があった。
6日は、国語、社会など5教科に10人のボランティアが協力。1人で3人から5人の生徒の相談に応じた。
同校の卒業生で愛知教育大学3年の武井翔君は「生徒たちが真面目に学習してくれてうれしかった。一度に40人を受け持った教育実習とは違い、一人ひとりのつまずきが分かり適切な助言ができた。来年の採用試験に向けて意欲がわいてきた」と明るい表情だった。
2年生の男子生徒は「国語と理科に参加しました。よかったことは、今までおもしろくなかった理科が楽しくなったことです。これをバネにしてぐんぐん伸びていきたい」と満足そうだった。