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東海愛知新聞

岡崎市

文化と観光に意見を

計画策定へ市民に呼びかけ

岡崎市は、今年度中に策定予定の同市の文化芸術と観光に関する2つの計画について、市民の意見を募るパブリックコメントを実施する。
 文化振興推進計画は、国の文化芸術振興基本法を受けて同市が策定に取り組んでいるもので、今年4月から5カ年計画。
 同市の豊かな伝統文化を継承し、新たな文化の創造に参加することで、市民が心豊かで質の高い生活を送ることのできるまちの実現を目標に、今回初めて策定する。素案は市が一昨年、市民に対して行った文化意識調査を反映させながら、市文化施策懇話会と庁内検討組織が作成した。
 素案では、新規事業として、音楽や美術など文化芸術の催しなどをまとめて掲載する情報誌の作成、康生地区で整備される生涯学習複合施設での市民芸術文化活動の活性化、市内で活躍している新進芸術家を発掘して活動支援する人材育成の検討、滞在型制作の場の提供などを盛り込んでいる。
 意見の受付期間は、6日から2月6日まで。住所、氏名または団体名、連絡先を書いて文化国際課に持参、郵送、ファクス(23―6343)などで提出する。


 観光施策の指針となる観光基本計画についても16日から1カ月間、市民の意見を募る。
 岡崎市は今年、額田町と合併し、新たな市民の交流が生まれるとともに、春からはNHKの連続テレビ小説の舞台にもなり、これまで以上に注目される機会が増える。有識者らで構成する市観光基本計画策定委員会では、合併によってさらに充実した観光資源を生かし、来訪者と市民が接する観光交流を軸とした素案を作成した。
 素案では▽オール市民参加型観光▽観光・核拠点「家康公のまち」魅力創造▽新市民による都市農村交流▽マーケットに即した情報発信▽観光推進実施体制の確立―の5つが重点。具体的には市職員・観光従業者・市民向けの観光講座の開催や、市と商工会議所など事業者間連携会議の立ち上げなどを盛り込んでいる。
 意見の受付期間は、16日から2月16日まで。住所、氏名または団体名、連絡先を書いて観光課に持参、郵送、ファクス(23―6213)などで提出する。
 両素案は各意見の受付日から、市役所市政情報コーナー、担当課、市ホームページのパブリックコメントで閲覧できる。

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