“新市”へ総力で取り組む
岡崎市額田町 最後の合併協議会開く
岡崎市・額田町合併協議会(会長・柴田紘一岡崎市長)が19日、岡崎ニューグランドホテルで開かれ、平成16年1月から始まった会議はすべてを終了した。同協議会は合併前日の今月31日で解散する。 この日は委員26人が出席。最初に、10月から11月にかけて額田町内の21会場で開かれた住民説明会に、延べ1,400人余りの参加があったことや、今年度の決算見込みなどが報告された。 続いて農林事業の変更など四つの協議事項を審議。最終会議を終えて各委員から所感が述べられた。 最後に協議会長の柴田市長が「合併を契機に、今以上に自主性、自立性を高め、健全な財政運営を図りながら両市町のすばらしい歴史、文化、環境、自然を未来につなげていくことが、今を生きる私たちの果たすべき役割だと考えています。住民のみなさんに10年先、20年先に『合併してよかった』と喜んでもらえるよう、総力を結集して取り組んでいきたい」とあいさつ。 副会長の鈴木啓允額田町長は「昭和31(1956)年9月の町制施行以来、半世紀にわたる額田町の歴史に幕を閉じることになりました。流域を一体にする岡崎市との合併により、市町の枠を越えて地域の資源を有効に活用し、高度な行政サービスに向けて地方分権時代にふさわしい新たな街づくりを進めることを、町民のみなさまと決意したところです」と述べた。