杉浦法務大臣が来岡
医療刑務所などを視察
杉浦正健法務大臣が10日、10月31日の法相就任後初めて名古屋法務局管内の少年院、刑務所など所管四カ所を視察に訪れ、岡崎市上地4丁目の岡崎医療刑務所(収容数215人)で会見した。
同刑務所では長谷川敬司所長の案内で、炊場や木工場、入浴場、治療・医務室、病棟などを約40分かけて視察した。杉浦法相は現在、全国の刑務所や少年院などを回っており、視察目的について「通常国会開会までに現場状況を見ておきたかった」と説明。
視察の感想は「弁護士だった頃より、施設の衣食住などの処遇が一新されており、受刑者の人権に沿った進歩を肌身に感じた」と話した。
広島、栃木の女児誘拐殺人事件に続き、この日午前に京都で起きた女児刺殺事件については「傷ましい事件」としながらも、具体的なコメントは避けた。
なお名古屋拘置所、愛知少年院、更生保護法人岡崎自啓会、同刑務所を法相が訪れたのは、杉浦氏が初めて。