岡崎のNGO「21世紀のアジア」
カンボジアの子供たちを支援
伝統音楽や舞踊を教える
学校に寄宿舎建設
県国際交流協会が助成
カンボジアの子どもたちの支援を目的に活動している岡崎市内のNGO「21世紀のアジア」(岡田康孝会長)はこのほど、愛知県国際交流協会の助成を受けて建設していたカンボジア・バケンの伝統音楽・舞踊学校の寄宿舎の視察をして帰国した。
同NGOは、平成11年に設立。これまで小学校を建設したり、消防車、スクーター、文房具などを贈ったりしてきた。
今年度になって、愛知県国際交流協会の支援事業の認定を受け、現地のNPO「バケン子ども救済」が行っているクメール音楽や舞踊を習得するための学校に寄宿舎を建設することができた。
同施設では、孤児22人を含む約70人の恵まれない子どもたちが共同生活をしている。
先月24日から7日間、同NGOの服部悦士郎事務局長らが訪問。子どもたちから大歓迎を受けた。
寄宿舎は、鉄骨2階建て延べ100平方メートル。
服部事務局長は「円安のあおりで建設費がかさんだが、子どもたちの喜ぶ顔を見たらそんなことは忘れてしまった。これからもできることから支援していきたい」と話している。