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東海愛知新聞

岡崎市議会一般質問

愛環中岡崎駅拠点に

岡崎市議会12月定例会は5日、本会議を再開して一般質問を続行。村越恵子(公明)柳田孝二(共産)竹下寅生(ゆうあい21)原田範次(同)三宅健司(同)山崎憲伸(自民清風会)野村康治(同)山崎泰信(同)の八議員が登壇した。
 村越氏が、交通不便地域への生活交通確保についてただした。柴田紘一市長は「公共交通の利用促進が本当に図られるのであれば、前向きにチャレンジしていきたいと考えている。手始めとして、愛知環状鉄道中岡崎駅を拠点駅とするフィーダー(乗り継ぎ)バス的な公共交通を想定した場合の具体的な路線案の作成について、現在業務委託を行っており、有効性と可能性が確認できれば来年度中にも具体的な事業化を提案していきたいと考えている」と答弁した。

後発医薬品の採用状況は?
 柳田氏が、後発医薬品採用状況と経済効果を尋ねた。鈴木秀夫病院事務局長は「現在採用している後発医薬品は、全約1,500品目のうち64品目だ。このうち特許期間が満了して後発医薬品となったものが62品目、先発医薬品からの切り替えが2品目で、これにより年間約100万円の支出減となった。収入もほぼ同額減少しており、患者負担の減少にもなっている。臨床データや供給の安定性などを検討しながら、採用品目の増加に努めたい」と答えた。
耐震強度偽造問題で川嶋助役が陳謝
 岡崎市の川嶋直樹助役は、5日再会された12月定例市議会本会議の冒頭、姉歯設計事務所が関与した構造計算書の偽造問題に触れ、次の通り報告、陳謝した。
 本市関連の2件のビジネスホテルは、平成12年と14年に平成設計が設計し、構造計算を姉歯設計事務所が実施たものであり、建築審査は特定行政庁である本市が行った。
 11月21日に姉歯設計事務所のある千葉県から愛知県を経由して通報を受け、2件の建築主に連絡するとともに建築確認申請の書類を借り受け24日から1週間、市で検証を行った。その結果、2件とも、1階の構造計算で柱にかかる地震時の力が小さく偽造され、これにより柱の鉄筋の太さが不足し、これらの建物が建築基準法の求める強度を有しないことが判明した。
 議員、市民のみなさんには大変なご心配をおかけし、誠に申し訳ない。

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