「子どもの安全」重点に
岡崎で発足
女性だけのパトロール隊
岡崎市伊賀町北2区の防犯パトロール隊が、市内でも珍しい女性だけのパトロールを実施している。天野修一総代(67)が、日中に手が空いている母親や祖母に参加を呼びかけた。
今年九月に立ち上げた区のパトロール隊3班のうちの1つ。ほかの2班は男性隊員で組織し、主に夜間のパトロールを行う。
女性隊員が特に重点を置いているのは「子どもたちの安全」。児童の下校時間に合わせて見回り、途中ですれ違う帰宅中の中高生にも注意を向ける。天野総代は「隊員自身の安全も確保する意味で、明るい日中なら女性でもできる」と主旨を話す。
パトロールでは隣の1区、3区も含め、大通り、住宅街、伊賀川沿いなど約30分の道のりを歩く。毎回、パトロール終了後に歩いて気づいたことをアンケートで集計。半年ごとにまとめるという。
隊長の内田待子さん(46)は「パトロールするのが子どもの帰宅時間なので、あいさつなど『声掛け』を心がけています。子どもが安全な町は、住民にとっても安全な町」と話し、「それを実現するためには、子どもたちの帰宅時間に玄関先に立つだけでもいいので、みなさんの参加が必要」と力を込めていた。