岡崎
奈良井公園にオブジェ
地元住民が「シンボルに」
岡崎市竜美南一にある奈良井公園で20日、住民の手で公園のシンボルオブジェが造られた。
オブジェは、「小さな子どもでも気軽に触れられ、公園のシンボル的存在になるようなものを」と、木製の恐竜の形を地域住民が計画。この日は、早朝から有志16人が参加して、組み立てやペーパーかけ、下地塗りに汗を流し、高さ1.7メートル、幅1.75メートル、奥行き1メートルのオブジェを完成させた。
同公園は、「住民参加の公園づくりをしよう」と地元の有志で平成11年に整備計画案を作成。平成14年には、公園周辺の町内の代表者、学校の教師、保育園の園長も加わって「公園づくり意見交換会」を結成し、以後、市公園緑地課の職員も交えた意見交換会を計18回実施。計画から管理まで行政と協働して行われている。
発起人の三矢勝司さん(30)は「参加してくださったみなさんの自立性、自発性に感謝しています。住民参加のまちづくりについて分かりやすい事例ができて、うれしく思います」と笑顔で話していた。