三菱自動車は、岡崎ナンバーの認証を記念して、岡崎工場で生産しているコルトの岡崎限定特別仕様車「コルト岡崎」を発売する。
　特別仕様車は、1,300・のリラックスエディションをベースに、おかざきから一文字ずつとって「オートエアコン」「カーナビゲーション」「サングラスホルダー」「キーレスエントリー・リモコン」を標準装備。さらに、岡崎市内にある愛知中央三菱自動車販売の五店舗でアンケートを募り、岡崎にちなんだ藤の花、城などをデザインした四種類のステッカーから一枚、音声駐車ガイダンスやコーナーポールなどのオプションの中から人気の高かったものを一つ付けて発売する。
　三菱自動車商品開発統括部門の加来浩一エクゼクティブは「岡崎に商品開発の拠点があるが、地域との交流では反省している部分もある。地域ナンバー導入が決まったのを機会に商品を通して地域と交流したい。意見をいただいてスペシャルな車ができればと思う」と、今回の発売を地域交流の足がかりとして位置づけている。今後は市民向けの工場見学会なども計画しているという。
　愛知中央三菱販売の伏屋政宏社長は「岡崎生産のコルトをベースに、お客様のニーズに合う付加価値を付けた岡崎スペシャルを出すことを決めた。カーナビにはＨＤＤナビを装備するので10万円ほどのお得感があると思います」と話している。
　価格は税抜きで135万円前後。愛知中央三菱自動車販売の県下17店舗で2月初旬の発売予定。地域限定仕様車が販売されのは水島製作所のある倉敷に次いで2番目。