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東海愛知新聞

岡崎市小豆坂学区

「わが町」をもっと知ろう

ふる里ふれあいウォーク
児童、保護者ら 1300人が参加

 岡崎市小豆坂学区の第3回「ふる里ふれあいウォーク」が5日、学区内で行われ、小豆坂小の児童・保護者や学区の人たち約1,300人が参加した。
 児童たちに地域を愛する心を持ってもらおうと、学区社会教育委員会や史跡小豆坂古戦場保存伝承会、同小、PTAが協力して計画。コース途中に4町内会が「わが町」の紹介パネルを展示した。
 授業参観のあと、児童たちは交通安全・防犯などの標語を自書した短冊付きの風船を持ち、学校をスタート。
 岡崎環状線沿いの「小豆坂古戦場」石碑前では、NPO法人「祭だワッショイ」会員の手製の鎧よろいや兜かぶとを身に着けた伝承会員ら3人が待機し、児童は刀を持ったり鎧を触ったり。「鎧を叩いたらあかん。紙で作ったのがバレちゃう」と言う武将たちと笑顔でやり取りしていた。
 周辺一帯では天文年間(1532〜55年)に2度、織田軍と今川軍が戦い、その後、三河一向一揆の際の戦場にもなった。父親と歩いた2年生の藤嶋宏典君は、生活科の授業で合戦を知ったが現場に来たのは初めてで、武将姿に「カッコいい」と無邪気にひと言。
 市勤労文化センター駐車場で、子供会が準備したサッカーゲーム、日清紡グラウンドでは社教体育部と老人クラブが用意したグラウンドゴルフのゲームを楽しんだ。
 この行事は2年前、同小創立20周年を記念して始まった。留守番で役員らと学校に残った社教委員長の深谷鉱一さんは「学校・社教・家庭の“三位一体”の行事。親子で一緒に歩けるし、地域の歴史も学ぶことができると評判はいいです」と話していた。

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