岡崎市上地小が研究発表会
科学好きな子を育てる
全国から関係者集まり
岡崎市上地小学校は4日、同校と「アイプラザ岡崎」を会場に「科学が好きな子どもを育てるための教育」をテーマに研究発表会を開いた。ソニー科学教育研究会、ソニー教育財団が共催。
全国から教育関係者約700人が集まり、午前中は上地小学校26学級の公開授業を参観。午後からは学校に隣接する同市上地3丁目のアイプラザ岡崎で全体会を開いた。
同校は昨年、「ソニー教育科学プロジェクト」の論文に応募し、全国でただ1校の入選プロジェクトに選ばれた。1、2年生の生活科の学習にはじまり、子どもが主体的に追究し思考力を高め合う理科学習、自らの課題に積極的に立ち向かう総合的な学習を通して科学が好きな子どもを育てる実践が評価された。
この日は、教室や特別教室のほか、近くの大谷公園なども学習の場にして科学する心を育てる「上地教育」の実際を披露。体育館では、北海道から沖縄まで全国33小中学校が参加してポスターセッションが開かれ、それぞれが自校の取り組みをアピールしていた。
午後の全体会では、上地小学校の金指由香里研究主任はじめ4人の教諭が研究について発表。また、元NHKキャスター宮崎緑千葉商科大学助教授の記念講演もあった。