額田の農家
粘りと風味が好評
特産のジネンジョ収穫
額田町で特産のジネンジョの収穫が始まった。
同町では、まちの特産物をつくろうと20年ほど前から本格的にジネンジョ栽培を始め、現在は57戸の生産農家が畑や休耕田で作付けしている。
長さ約1.4メートルのパイプの中に地元の赤土と種芋を入れて育てており、中山間地の土壌を生かしたこのジネンジョは、天然物と変わらぬ粘りと風味の良さが歳暮や贈答用として好評だ。今年は天候にも恵まれてほぼ例年並みの出来という。
同町石原の菅沼頴三さんの畑でも、土の中からパイプごと掘り出しては、1メートル余りに育ったジネンジョを次々と収穫。真っ直ぐに伸びた形の良いジネンジョを1本ずつ丁寧に箱詰めしていった。
町内からは12月末までに約5,000キロが出荷される。販売価格は箱入りで1キロ(およそ2本)3,300円。JAあいち三河額田営農センター(電話0564―82―3140)で販売している。
また、6日に役場前で開かれる「たべりん祭」では、即売会がある。