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東海愛知新聞

岡崎舞台のNHK連ドラ  「純情きらり」の出演者が決まる

父親・三浦友和、母親・竹下景子

来年四月から放送予定の岡崎を舞台にしたNHK連続テレビ小説「純情きらり」の主な出演者が決まり、東京の放送センターで21日、発表があった。
 ヒロイン有森桜子(宮崎あおい)の父親・源一郎役には三浦友和、母・マサに竹下景子、4人兄弟のうち、上の姉・笛子を寺島しのぶ、下の姉・杏子を井川遥、弟・勇太郎を松澤傑、叔母・磯を室井滋、母方の祖父・沖田徳次郎を八名信夫が演じる豪華なキャスト。
 味噌の蔵元では、戸田恵子(女将)村田雄浩(主人)福士誠治(跡取り息子)塩見三省(職人頭)徳井優(番頭)井坂俊哉(職人)。またヒロインの東京生活の中で、長谷川初範(音楽学校教授)西島秀俊(風来坊の天才画家)らが共演する。
 銭谷雅義チーフプロデューサーのコメント
 連続テレビ小説74作目にあたる「純情きらり」。45年間続く朝ドラの伝統に新たな一ページを加えるために、私たちは挑戦者でありたいと思っています。
 原案「火の山―山猿記」は、1つの家族が第2次世界大戦をはさんで、昭和の時代を生き抜く姿を描いた大河小説です。この壮大な物語に朝ドラが挑もうとするとき、何よりも大切になってくるのは強力なキャスティングです。
 有森家の3姉妹、笛子、杏子、桜子を演じる寺島さん、井川さん、宮崎さん。1人だけでもドラマを背負って立てる実力の持ち主です。この3人が結集して、掛け算で9倍のパワーを発揮したとき、「純情きらり」は「火の山」のスケールに迫る朝ドラとして立ち上がるに違いありません。
ストーリー
 宮崎あおいが演じる有森桜子は、有森家の3女。4歳の時に母を病気で亡くして以来、父親の手で育てられる。明るく、感受性豊かで、自由な発想と行動力があり、姉弟思いでもある。幼いころからピアノが好きで、周囲の反対を押し切って、東京の音楽学校を受験するが失敗。東京での浪人生活中、ジャズの生演奏に触れ、将来ジャズピアニストになることを夢見る。
 ところが、家庭の事情で進学を断念せざるを得なくなり、やがて幼なじみで味噌の蔵元「山長」の跡取り息子と婚約。若女将としての訓練を受けながら、戦争で疲弊していく姉弟と支え合って生きていく。

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