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東海愛知新聞

岡崎女子短大

仮想商店街来月中旬オープン

ネットを通じ実践学習
登録顧客1000人募集
商品開発にも挑戦

インターネット上の仮想商店街「オズシティー岡短ショッピングモール」が来月中旬オープン。岡崎市中町、岡崎女子短期大学(永田章学長)経営実務科の1年生が、ネット上で商店経営を学ぶ実践学習を進めている。ホームページに商店街を開設。グループに分かれて仮想マネーで売り上げを競いながら、仕入れから商品のPR、会計までを学ぼうという試み。現在、“顧客”を募集中で、将来は「女子学生のアイデアで、独自の商品開発にも挑戦したい」と張り切っている。
 同短大は、文部科学省の今年度「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」のうち、産学連携による実践型教育「現代GP(グッド・プラクティス)」に採択された。全国で大学は7校。短期大学は同短大のみ。
 実践学習に向けて、岡崎商工会議所を通じて康生地区を中心に、レディースブティック五店舗とメガネ、靴、洋菓子、雑貨・小物、帽子の専門店合わせて10店舗と、ホームページ作成の専門家も紹介してもらった。
 1年生75人を10のグループに分け、それぞれ担当の商店が決まっており、来週から各店舗を回って商品の選定、写真撮影をして販売計画を立てる。
 一方、1,000人を目標に“顧客”を募集。これまで同短大の学生と卒業生、保護者らが登録。今後、高校生や一般市民にも参加を呼びかけていく。
 “顧客”には月30万ポイント(円)が与えられ、商店街で買い物をしてもらう。学生たちは商品を買ってもらうために、ホームページ上で品揃えや商品アピール、利益を増やすための工夫をする。決算まで行い、収益を競う。
 学生を指導している経営実務科の米本倉基講師は「本校の現代GPはゲーム感覚で実践的な学習を進め、商店街の活性化にもつなげたい。今年度はまず商売の流れをつかみ、店舗との連帯を強めていく。来年度はホームページの創意工夫をさらに進め、岡崎ならではの商品開発なども行いたい」と話している。
 “顧客”応募の問い合わせは同短大「現代GP」事務室(22―1295、内線6209)、またはメールkeiei-gp@okazaki-c.ac.jpで。
服部さんが講演
 岡崎女子短期大学は、11月24日午後1時10分から同短大SKホールで「現代GP」採択の記念講演会を開く。
 岡崎商工会議所副会頭で服部工業社長の服部良男さんが「産学連携について」をテーマに講演する。一般市民の聴講も呼びかけている。

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