見て・歩いて・食べて
岡崎市中心街 「まち祭り」にぎわう 篭田公園ステージでイベント 「パスポート」も好評 味めぐり
「Okazakiまち祭り2005」が15日、岡崎の中心市街地一帯で始まった。多くの人に街へ来てもらい、見て歩いて食べて、中心市街地の良さを再確認してもらいたい、若者の意見を取り入れて活気を―と地元の「未来城下町連合」など主催者が新しい企画を打ち出したのが特色。祭りは、16日まで。
篭田公園では、初の試みで目玉のひとつ、「秋のご城下 味めぐりウオーク」のパスポートを販売。商店街の飲食店10店舗を巡り、自慢の味を各店1品ずつ、計10品を飲食してもわずか500円。先着150人限定で、小雨のなか発売前から行列ができたため、予定より30分早く発売。午前11時前に完売した。
康生通東の街情報ステーション内、県立岡崎商業高校の生徒が運営する「OKASHOP」は、アイスコーヒーなど3種類の飲み物から選ぶ。ここも順番待ちの列ができた。このパスポートは16日も午前11時から発売された。
朝の雨で広場の催しは中止。篭田公園のフリーマーケットは、それでも九区画に店が出た。シビコ広場では、楽器類は雨が大敵とあってジャズ演奏会が流れた。
祭りの実行委員長、佐谷智さんは「今年は、高校生がよく買い物に来るショップの若い店長2人に運営会議に出席してもらった。ストリートバスケットなどの参加者は、彼らのネットワークですぐに集まった。ステージでの音楽、祭りの運営・進行もやってくれる」と若い力を評価。
「我々年長者は、許認可など行政と折衝してバックアップする姿勢。発想の転換の必要性を痛感した」と話した。