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東海愛知新聞

岡崎市外国人交流支援センター

タガログ語もOK

市川モデスタさん(フィリピン出身)が言語スタッフに加わる 生活相談や行政案内、翻訳などで活躍

岡崎市外国人交流支援センター(OICC)の言語スタッフに、今月からフィリピン出身の女性、市川モデスタさん(39)が加わり、新たにタガログ語での生活相談が始まった。
 モデスタさんはフィリピン・パサイ市出身。平成2年、日本人と結婚していた妹が日本で出産し、子育てを助けるために来日。いったん帰国したものの、すぐに再来日し岡崎に住んだ。
 その後、日本人と結婚。独学で日本語を勉強していたが、レベルアップをめざして昨年度、同センターが主催する日本語教室に通った。
 モデスタさんは仕事をしながら、小学校4年生と2年生の子どもを育てているが、日本語が分からないため、学校から送られてくる通信を読むのに苦労したという。
 「こうした経験が、言語スタッフとして役立てば」とモデスタさん。
 同センターの職員は「外国人からの相談は、教育関係が多い。国際結婚しているモデスタさんは、子育てもしているので相談スタッフにふさわしい。日本語のレベルも高く、貴重な人材です」と期待する。
 モデスタさんは生活相談のほか、行政が発行する広報誌や、予防接種など学校行事、市国際交流協会のイベント情報などの翻訳も行う。
 同センターには、タガログ語のほか、日本語、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の言語スタッフが日替わりで常駐。外国人からの生活相談を受け付けている。モデスタさんが担当するタガログ語は毎週木曜日の午前9時から午後5時まで。新たにタガログ語が加わったことで同センターでは「言語スタッフが充実しました。気軽に利用を」と呼びかけている。
 市内在住の外国人は1万人を超えており、このうちタガログ語を使うフィリピン人は約1,200人とされる。

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