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東海愛知新聞

万博出展の4点  ネパールの仏像2体  アフリカ木彫像など

安住の地岡崎へ引っ越し

老健「さくらの里」「さくら大樹」に展示

医療法人友会(宇野甲矢人理事長)の介護老人保健施設「さくらの里」(岡崎市中岡崎町)と同「さくら大樹」(同市大樹寺3丁目)に、愛・地球博に出展されたネパール王国の仏像2点とコートジボワール共和国の木彫像、木製いすが展示され、話題になっている。
 さくらの里2階にはネパールの「十一面千手観音像」。65年前のものだといい、青銅製。高さは台座を含めて187センチ。数10個の青緑色のトルコ石がはめてある。
 1階ロビーには、コートジボワール・セヌフォ族の巨大な木彫像「カラオ」。高さは226センチ。現地では、創造神が最初につくった鳥と信じられている「サイチョウ」で、アフリカ独特の“原初”のエネルギーを感じさせる。隣には長短の板を細工して組み合わせたいす。シンプルで、背もたれのくぼみなど素朴な味わいがある。  さくら大樹の玄関ロビーに展示してあるのがネパールの「四手観音像」。こちらも青銅製で、高さは台座を含めて76センチ。年代は不明だが、ひざの辺りは黄銅色の地が見えている。
 万博を訪れた宇野理事長が、これらの展示物を見て「施設を利用されるお年寄りや家族の方にも見ていただきたい」と、両国関係者と折衝して格安で購入、先月末に搬入された。
 さくらの里は宇野病院と隣接しており、「病院へ来られた方も気軽にのぞいてください」と宇野理事長。購入経費は国産小型乗用車1台分だという。

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