グランロード商店街振組
作成「私たちの手で」
岡崎商業高生徒が“初取材”
岡崎市稲熊町を中心にしたグランロード商店街振興組合(小野之裕理事長)のホームページ立ち上げに、県立岡崎商業高校の3年生の生徒たちが協力。6日、店舗を初めて“取材”した。
同組合では今年5月の総会で、今年度事業の1つとして加盟する各店舗のホームページの作成を決めた。約50店舗にアンケート調査を実施したところ、約3分の2が独自のホームページを持っていないことが分かり、同組合が岡崎商工会議所に相談し、岡崎商業高校を紹介してもらった。
この日、参加したのは希望のあった31人の生徒。3人から4人のグループに分かれて八店舗を訪れた。
このうち稲熊町の美容室「セリオ稲熊店」には山本実加さん(17)、前田英里香さん(18)、樋田美波さん(17)の女子生徒3人が訪れ、店からのメッセージ、メニュー、料金、利用者にアピールする点などを聞いた。
山本さんは「友達からおしゃれな店があると聞き、ぜひ自分でホームページを作ってみたいと参加しました。しっかり話を聞いて、納得のいくホームページにしたい」と張り切っていた。
生徒たちは年末まで取材を続け、来年1月にはホームページを立ち上げたいとしている。
グランロード商店街振興組合の小野理事長は「ホームページを作ることで、消費者に商店街をアピールするとともに、各店舗でもIT化を進めてもらえたら。生徒たちも商店の人たちと接する中で、社会勉強になると思う」と話している。
岡崎商業高校は平成13年度、県教育委員会から職業教育パートナーシップ推進事業モデル校の指定を受け、中心街の街情報ステーションで「OKASHOP」を経営。14年には中心街の商店で組織する未来城下町連合(佐谷智代表)のホームページ作成を手伝い、15、16年度は県立工業高校の生徒たちが、追加や更新に参加している。